2025年9月は、PS5とSwitchユーザーにとって見逃せない新作ラッシュが到来します。ホラーの金字塔の新作や人気シリーズの続編、戦略RPG、オープンワールドまで、幅広いジャンルが揃いました。本記事では、「サイレントヒルF」や「ボーダーランズ4」など注目の7作品を厳選し、それぞれの特徴・魅力・おすすめポイントをわかりやすく解説します。新作購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください!
目次
- 2025年9月発売新作ゲーム7選|総評
- 各タイトル紹介
- サイレントヒルF
- Hell is Us
- ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ
- ボーダーランズ4
- Dying Light: The Beast
- Cronos: The New Dawn
- Baby Step
- まとめ
- 関連記事紹介
2025年9月発売新作ゲーム7選
9月は、ホラーやアクション、RPGなど多彩なジャンルの注目作が揃う月です。「サイレントヒルF」のようなファンが待ち望むシリーズ復活作や、「ファイナルファンタジータクティクス」といった戦略ゲームが登場。一方で「ボーダーランズ4」のような人気シリーズ最新作や、オープンワールド系の「Dying Light: The Beast」など、幅広い好みに応えるラインナップです。
サイレントヒルF

不気味な静寂が舞い戻る“PS4/5ホラーの決定版”
- 基本情報
- 発売日:2025年9月25日発売予定
- 対応機種:PS5/Xbox Series X|S/PC
- ジャンル:サイコロジカルホラーゲーム
- 特徴・魅力
本作はシリーズで初めて1960年代の日本・田舎町「戎ヶ丘」を舞台に据えた和風ホラーに大胆に振り切った作品。幽玄で美しい景色の中に潜む異形のクリーチャーたちが、「美しさ」の裏に潜む不気味さを強烈に描きます。
ゲームシステムは近接戦闘メイン。銃を使わず、パイプや槍といった即席武器で戦う戦闘はスタミナ・武器耐久・リソースの管理が中心で、高い緊張感を生み出します。回避やパリィ(受け流し)も駆使するバトルで、心理的ホラーと戦略性が融合した恐怖体験です。
また、「信仰(Faith)」システムが導入されており、チェックポイントでの祈りを通じて装備やステータスを強化するなど、アクションに戦略性をもたせる要素も。初期5時間の体験で、このシステムがゲーム深度に大きく寄与していることが確認されています。 - こんな人におすすめ
- 心理ホラーの深みを味わいたい方
- 伝統的な和風ホラーに惹かれる方
- 生の恐怖と戦略性**どちらも楽しみたい方向け
- 過去作より手応えあるバトルを求めるベテランプレイヤーにも◎
- 注意点・弱点
- 銃器ではなく近接武器中心の戦闘は、ちゃんと緊張感を持ちたい反面、慣れるまでストレスに感じる方もいるかも。
- 日本語CERO:Z(18歳以上対象)*の過激描写が含まれるので、ホラーが苦手な方や軽めの内容を好む方には不向きです。
Hell is Us

ダークなSF世界で展開する“謎解き&アクション”
- 基本情報
- 発売日:2025年9月4日
- 対応機種:PS5/Xbox Series X|S/PC
- ジャンル:サバイバルアクション
- 特徴・魅力
- 極限まで “案内” を省いた探索デザイン:ミニマップ・クエストマーカー・コンパスが一切ない世界で、環境やNPCの助言などから自分で道を見つける探検体験が魅力。
- 独自の回復システム:スタミナ管理がカギとなり、回復はmedkitや「パルス」メカニクス(攻撃中に発生する粒子を使用)によって行う、戦略性の高い戦闘が展開されます。
- 世界観とテーマ性が強い:内戦に揺れる国「Hadea」で、主人公Rémiが過去を探しながら超自然存在と対峙する中で、“人間の暴力が止めどなく続く”という重厚なテーマが描かれます。
- こんな人におすすめ
- ゲームによる“案内過多”に違和感を感じるプレイヤー
- 探索の面白さと発見の興奮を重視する人
- スリリングで戦略性のある近接戦闘を楽しみたい人
- 注意点・弱点
「古き良きモノを思い出させる探索感覚が蘇る」といったリアルな評価が聞かれ、探索主体のゲームに新たな命を吹き込もうとする姿勢に、多くのゲーマーから注目されています。
ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ

クラシック戦術RPGが現代の彩りでよみがえる“新旧両対応リマスター”
1. 基本情報(発売日/対応機種/ジャンル)
- 発売日:2025年9月30日(火)、Steam版は翌10月1日(水)
- 対応機種:PS5、PS4、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、Xbox Series X/S、Windows(Steamなど)
- ジャンル:タクティカルRPG(シミュレーションRPG)
2. 特徴・魅力(他作品との違い)
- 新旧両バージョンを収録
- “Enhanced(強化版)”ではグラフィック向上、日本語/英語のフル声優付きセリフ、UIの最適化(Squire難易度など含む)。
- “Classic(クラシック)”では1997年のオリジナルに『War of the Lions』版の翻訳を融合した体験が可能。
- 新システム:「State of the Realm」
- 戦闘間に物語の背景や設定を確認できる、“FF16風”のロア(世界観)解説機能。物語理解を促し、没入感を高める仕掛け。
- Nintendo Switch 2への無償アップグレード対応
- Switch版購入者は新しいSwitch 2へ追加費用なしでアップグレード可能。
- レガシーを重んじたリマスター方向
- 開発陣はオリジナルの良さを尊重しつつ現代ユーザーへのアレンジも加える方針で、一部ファンからは“War of the Lionsにあった追加要素がない”との反応も。伝統の継承と新規提案のバランスが論点に。
3. こんな人におすすめ
- タクティカルRPGの名作を美麗画質・音声で再体験したい人
- 新旧両方から楽しみたい“どちらもプレイヤー”
- ストーリー設定やゲーム世界の深掘りに興味がある人
- ゲームを通して物語全体像を把握&楽しみたい人
4. 注意点・弱点
- “War of the Lions”の追加ジョブやキャラは収録されておらず、拡張版を期待するファンには物足りないかも。
- リマスターのグラフィックは改善されている一方、オリジナルのファン向けには“それほど大きな変化ではない”と評価する声もあり。
- RTSや新機能に慣れていないユーザーには、UIの変更が戸惑いのもとになる可能性あり。
プレイヤーの声/注目点
「新世代にこの傑作を届けたい」という開発者の想いから制作された経緯もあり、レガシーを尊重しつつ現代の感覚で遊べる一作として大きな注目を集めています。NEWUIや音声付きセリフ強化など、幅広い層に刺さる仕掛けも多く盛り込まれています。
ボーダーランズ4

シリーズ最速・最大規模のローダーシューター体験が帰還!
1. 基本情報(発売日/対応機種/ジャンル)
- 発売日:2025年9月12日(全ての主要機種で同時ローンチ)
- 対応機種:PlayStation 5、Xbox Series X|S、Windows(Steam/Epic)、Nintendo Switch 2(10月3日予定)
- ジャンル:FPS・ローダーシューター(アクションRPG要素有)
2. 特徴・魅力(他作品との違い)
- シームレスな探索体験:シリーズ初のロードなしで惑星「Kairos」の広大なフィールドを自由に探索可能。
- 新たな移動手段とビークル:ダブルジャンプ、グライド、グラップリングフックなどアクションが劇的に進化。
- 協力プレイの強化:最大4人のオンライン協力はもちろん、2人分割画面プレイにも対応し、クロスプレイも完備。
- 豊富なエディション展開:スタンダード、Deluxe、Super Deluxeと分かれ、特典やDLCの内容に差あり。
- 拡張性のある戦闘システムとユーモア:膨大な武器バリエーション、スキルツリー、そしてシリーズ特有の皮肉を含むユーモアが健在。
3. こんな人におすすめ
- 協力して騒ぎたいギャング感あふれるシューターを求める人
- アクションと探索の両方楽しみたい人
- シリーズファン:Pandora以外の世界も楽しみたい方
- アップグレードやエディションの選択肢を重視したい人
4. 注意点・弱点
- 高価格帯の設定によってコストへのハードルが高い。
- アクション性や自由度が高い分、操作や探索に慣れるまで時間がかかる場合あり。
プレイヤーの声・注目点
- 本作は「シリーズで最も野心的」と言われており、収益予測にも良好な反応として反映されています。
- 新惑星・Kairosでの展開や没入感の高い世界作りに、ファンからも期待の声が続々上がっています。
Dying Light: The Beast

Dying Light: The Beast
“ゾンビ×獣化”――カイル・クレインが帰ってくる恐怖と戦慄のサバイバルホラー
1. 基本情報(発売日/対応機種/ジャンル)
- 発売日:2025年9月19日(当初の8月22日から延期され最終調整後に決定)
- 対応機種:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows(Steamなど)
- ジャンル:オープンワールド×サバイバルホラー(アクションアドベンチャー)
2. 特徴・魅力(他作品との違い)
- Dying Lightシリーズの正統“第三作”(ではなくスピンオフ):元々『Dying Light 2』のDLCとして企画されたものがスタンドアロン作品に昇華。カイル・クレインが帰還する物語として、シリーズファンへ特別な一作です。
- “Beast Mode”で獣化アクション:ゾンビDNAを取り込んだクレインが獣のような力を発揮。オブジェクトを投げつけたり、素手での強烈な攻撃が可能な、本作固有の戦闘要素です。
- Castor Woods:Twin Peaksを思わせる幻想的な田舎マップ:西洋の森や山間部を舞台に、ハンティングパートやサバイバル要素が描かれます。昼夜で劇的に変化するゾンビの挙動も魅力。
- ホラー演出の再強化:開発側は『Dying Light 2』で薄れた恐怖の要素を本作では意図的に取り戻そうとしています。臨場感と畏怖を呼び起こす雰囲気づくりが新たな挑戦です。
- ポリッシュ重視の延期:UI、物理挙動、カットシーン・アニメーションなどを改善するため、4週間の延期を決断。開発チームの品質への強いこだわりが見えます。
3. こんな人におすすめ
- シリーズファン:主人公カイル・クレインの復活に胸高鳴る方
- オープンワールド×ホラーを味わいたい方
- 戦闘に甘くない緊張感を求める方:Parkourに加えて獣化アクションが戦術幅を拡げます
- 徹底された恐怖演出や夜間の緊張度を楽しみたい人
4. 注意点・弱点
- 初期構想はDLCだったため、ややスケール感にギャップを感じる可能性(ただし開発陣は“よりコンパクトでも完成度高く”との意向
- 過去作の自由度を期待する一部プレイヤーには「狭いマップ」かもという声も
- 延期による発売時期の集中(例:Borderlands 4と近接している)で注目度が分散するリスクあり
プレイヤー/開発者の声・背景
- 「元DLCがスタンドアロンに進化したことで、開発会社Techlandの創作意欲が見える」と、多くのファンが高く評価。
- 開発ディレクターのTymon Smektałaは、「Beastへの変化によって恐怖体験を原点に戻せた」と語り、シリーズの方向性に強いこだわりを持っています。
Cronos: The New Dawn

時空を巡る禁断の魂狩りホラー、「救うか奪うか」があなたを蝕む
1. 基本情報(発売日/対応機種/ジャンル)
- 発売日:2025年9月5日予定(※Nintendo Directで正式発表)
- 対応機種:PlayStation 5、Windows(Steam, Epic)、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、macOS
- ジャンル:第三者視点のサバイバルホラー
2. 特徴・魅力(他作品との違い)
- 時空をまたいだ魂狩りメカニクス
未来の荒廃地から時間裂け目を使い、1980年代のポーランドへ戻った「Traveler」となり、社会崩壊で命を落とした者の“魂”を抽出します。手に入れる魂は特殊能力に変換できますが、その度に精神が蝕まれていくというジレンマがプレイヤーを追い詰めます。 - “融合する屍”が生み出す凶悪な恐怖体験
倒したゾンビを燃やさず放置すると、その死体と他のゾンビが合体して「ハイブ化」し、さらに強力な敵に変異します。時間との駆け引きが戦闘に緊張感を加えます。 - 東欧レトロフューチャー&残留ポストアポカリプスの世界観
1980年代の共産主義期のクラクフをモデルにしたブラタリスト建築と、未来的なSFテクノロジーが融合した独特の世界観。インスピレーション元には『12モンキーズ』『ダーク』『エイリアン』などの影響が挙げられます。 - 代表作Remake開発陣ならではのホラー演出
『Silent Hill 2 Remake』を手がけたBloober Teamが贈る新IP。恐怖演出や心理描写に定評あり、リマスターに留まらない強烈なオリジナリティが期待されます。
3. こんな人におすすめ
- 時代を超えるホラー演出と深い物語設計を味わいたい人
- 味方ではなく“魂”にまで責任を持つ重厚さを楽しみたい人
- 生に固執する恐怖をテーマにした作品に興味があるプレイヤー
4. 注意点・弱点
- 心理的重さと暗さが強く、ライトなホラーに慣れた方には負担になる可能性あり
- ゲーム進行が「魂を溶かす判断」の積み重ねになるため、複雑な倫理観に戸惑う人もいるかも
開発背景・展望
Bloober Teamは本作を自社IPとして開発。さらに拡張展開も視野に入れており、シリーズ化の可能性も示唆されています。
Baby Step

一歩ずつ、人生を取り戻す――哲学とユーモアが融合した“リアルウォーキングシミュレーター”
1. 基本情報(発売日/対応機種/ジャンル)
- 発売日:2025年9月8日予定
- 対応機種:PlayStation 5、Windows(Steam/Epic)
- ジャンル:物理ベースのウォーキングシミュレーター(アクション/アドベンチャー)
2. 特徴・魅力(他作品との違い)
- 物理演算による“一歩一歩の操作”で、主人公 Nate の脚を個別に動かしながら山を登る体験。単純な動作ほど奥が深く、操作の習熟とリズム感が鍵となります
- **案内ナシの“自己導く探索”**が特徴。ミニマップやガイドなしで、自分の判断で進路を選ぶ設計により、“歩くことそのもの”に意味が宿ります
- シンプルを突き詰めたユーモア:落ちるたびに泥まみれになる可愛らしいNateのビジュアルや、展開される即興のボイス演出による笑いと人生への反省が詰まった体験に
3. こんな人におすすめ
- ゆっくり、じっくり自分のペースでゲームを楽しみたい方
- 日常のストレスをリセットしたい…でも手間はかけたくない人
- 操作の難しさが爽快感になる“心理的ぬかるみ”を味わいたい人
- ユーモアと哲学が入り混じる“新感覚の歩行体験”に惹かれる人
4. 注意点・弱点
- 苦もなく進めるゲームではなく、操作がもたらす難しさに向き合う体験が前提。ラフ操作ではストレスに感じる場合も
- 過剰な期待を抱くと、スローペースさや“進まないジレンマ”に戸惑う可能性もあり
注目ポイント/メディアの評価
- 『QWOP』や『Getting Over It』を手がけたベネット・フォッディ氏が開発に参加しており、“笑い”と“深み”の絶妙なバランスに期待が集まっています。
- 2025年のGDCで行われた試遊デモでは、「ちょっと怖い緊張感」と「思わず笑ってしまうユーモア」が同時に味わえる独特の体験が話題になりました。
- また、フォッディ氏本人も「『Baby Steps』はプレイヤーをわざとイライラさせるゲームではない」と語っており、難易度や挑戦の仕方を自分で選べるよう設計されています。つまり、慣れたらスムーズに進む遊び方も、あえてドタバタと失敗を楽しむ遊び方も、プレイヤー次第で自由に楽しめる作品。
- “物理ベースの歩行”と“自己導くフィールド探索”の組み合わせは、新しいジャンルとも言える、“哲学的ウォーキングゲーム”として業界の注目を集めています
まとめ
9月は多彩なジャンルが揃った注目のゲーム月です。ホラーの傑作「サイレントヒルF」から癒やし系の「Baby Step」まで、好みに合わせた選択肢が豊富です。戦略性が光る「FFタクティクス」やカジュアルに楽しめる「ボーダーランズ4」など、ジャンル別にもおすすめできます。各タイトルの特徴と推しポイントを参考に、自分にぴったりの一作を見つけて、最高のゲーミング体験を手に入れましょう!
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